Categories: つぶやき

地域学校協働活動

今日の社会教育委員会のお題。

アウトプットは今年度は最小限度。司書の資格のインプットに専念という方針なのですが、覚え書きを少しだけ。

「地域」「学校」協働活動。
詳細はこちら

二元論的な思考下での一つの傾向。

「学校(校長・教員)」が方向性を示し「地域(保護者)」と連携して etc.
「学校」→「地域」という一方向の議論が中心に。
ま、地域の名望家の皆さんは自然と教育関係者(その大部分が学校教育の経験者)であるから、その経験から語られることは学校が中心になりがちなんだとメンバー構成から感じました。

例えば、その推進員は学校長と公民館長の推薦により教育委員会が任命する、という要綱案があったとして
元ネタはこちら

学校長についての議論は進むんだけども、公民館長に関する議論は全くでな…かったんですよね。
途中で事務局から「ここは社会教育委員会の場です」という議論の修正方向が示されたのですが…。

生涯学習の場で学校教育の持つ役割は大きなものがあるけれども、社会教育委員会では「学校にはこういう現状がある。では、それ以外の教育領域(≒社会教育)でできること、文科省から降ってきた枠組みを、その地域(市)にあったものにするにはどうするか」そんな議論がスタート地点になっていかなきゃならないんだよな、、、とモヤモヤしながら議論を拝聴していました。

そんな中、部長さんからのつぶやき「地域社会云々」と。
そこに力点を置けば「学校を含む地域社会でどう教育(どういった学び)を展開していけるか」という議論にも展開できるんだよな、と密かに頷きつつ。

そんな風に議論が「学校」という一つの軸に絞られてしまったのは、今日の要旨説明に原因があると私は感じました。
…と言っても、担当していた職員さんの能力云々でなく、お上(文科省)からして文言が玉虫色なところがあるから、だと感じた次第なのですが。
こんな感じです。

地域学校協働活動 ―地域全体で未来を担う子供たちの成長を支える―

地域学校協働活動とは、地域の高齢者、成人、学生、保護者、PTA、NPO、民間企業、団体・機関等の幅広い地域住民等の参画を得て、地域全体で子供たちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動です。

※引用元は1つ目のリンク先です。

地域学校協働活動とは…地域全体で子供たちの学びや成長を支えるとともに「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動です。

この「」がミソで。
前後の文脈を切り取り、ここを強調すると学校中心の思考になっちゃう。

勿論、地域社会という言葉で語られる共同体が弛緩したうえで、それを立て直すとすれば、地域社会の一つの枠組みとして大きすぎず、小さすぎずの一学校区、という話の流れは理解できるんだけれども。。

出てきたパワポもやはりこの「」の部分がばーんっと出てきて、、、地域学校相互の関係であったり、地域社会全体としての教育(学び)をという、社会教育の領域で語り合うべき領域がストンと落ちてしまっていたと議論を拝聴しながら悶々と感じていました。

…、といっても、上から降ってきたネタを下敷きにして、スライドを作り、さらに要綱案が示され「さあ御議論を」と言われても、それをイチからひっくり返すには時間が足りない(そもそも議題が郵送されてきたのが、開催日の3,4日前)し、事務局側の姿勢を見ていても、議論というより、ガス抜き、後は、地域の名望家との縁を委員会の開催で保ち今後につなげていこうとしている、そんな印象を強く受けました。
自分の住んでいる自治体、勤めている自治体、その(たった)2つの事例から社会教育を眺めてみても、随分違いがあるなぁという印象を受けました。

じゃ、お前はどうするんだ、となりますが、まずは生き抜くこと。
そこがスタートです。実践重ねながら、研究にも取り組み(温泉&社会教育)、そういう現場で声を挙げられるように研鑽を積むしかないかな、と今の時点では感じています。

正直、頼まれ仕事、食い扶持を稼ぐための仕事、資格取得のための勉強で今年は手一杯。
しばらくは沈黙を保つと思います。
来年度からは、長らく続いている活動の再開や、自分の研究に比重を移していきたいので、今は、司書課程、中でも難関の「児童サービス論」に集中(汗。
絵本やらストーリーテーリング、読み聞かせの勉強をして、年明けの試験に備える形で行きたいと思います。

でも、その時感じたことは備忘録として残しておきたいと思ったので久々に投稿した次第です。
ホントはこの辺も現状分析、議論を踏まえた上で語ればいいんだけれども、、、時間が(汗、汗。
体感で文章を綴っているよくない自分語りです(一応、認識はしていますので、ご勘弁を)。

追記
あと、議題の提供、議事の進行、事務局としての動き方…、他の人達のやり方を見るというのは結構勉強になっています。
そこはなんちゃって公務員の私も仕事に還元していきたいと思っています。

田の上

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田の上

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