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ホームゲーム

自分の研究でいうところのホームグラウンドは浦和と前橋にあるそれぞれの県立文書館です。
学生の頃、これは今は無いホームグラウンドである岩槻の県立民俗文化センターとあわせてこの3つは外せない所です。

学生の頃、それなりに色々やらかしましたが(汗、それでもここいらの施設は通い詰めました。

そこでの調査は言うなればホームゲームのようなものと認識しておりました。

ところが、ご無沙汰というのは良くないこと、随分グラウンド整備が良くも悪くもおこなわれておりまして…。

市史調査で、それこそそこの市に関わる(可能性のあるもの含め)ものは全部目を通した行政文書、今はもう「重文」です。

破損したら文化庁に報告とのこと(今日一言添えられました)。
それこそ、行政文書もまた、その時々の職員体制やら内部事情、関わる業者、さまざまな変数が働いて「原則は」なるだけ元のまま保存されてきたとされています。

でも、変数が増えれば増えるほど、元のままから変わる要素も増えるわけでして。
簿冊を製本したときの綴り方の解釈によっては、製本されたものを一度ばらさないと中が見られないものがあったり(折込みの資料に多い)、あるいは個人情報保護の観点から非公開になったものがあったり。
色々です。
それこそ右も左も知らない頃は、それこそ破損させてしまい職員さんに謝ったこともありますし、山のように付いている付箋を記録に収めきれないということもありますし、ホームグラウンドだからこそ、やらかしていることも多いわけです。

そして、当時、ま、今もなんですが浅学だった私にはありがたいことにそれぞれのホームグラウンドに名指導者?名選手?がいらっしゃいました。
その方々からの指導、プレイの一つから学ばせてもらったことは多い、だから自分の場合、師匠を総称するときは「師匠連」と複数形で呼びます。

今日、久々に行ったホームグラウンドには時の流れもありますが「師匠連」のお姿も無く、施設の老朽化は進み、変なところシステマチックになってしまっていたり、なんだか少し寂しさを感じました。

だからこそ、ホームグラウンドがあるうちは、可能な範囲でお邪魔をさせてもらい勉強させてもらわなあかんな、と思った次第です。。

と書いては見ましたが、実際こうして、久方振りにブログを記するのは、その「喪失感」が殊の外身に堪えたからでもあります。
山を張ったボール(資料)とは出会えず、三振はまのがれたものの…というのもありますが。

さ、それでも、過ぎる月日行く年来る年。
通信で受講している大学はメディア講義の〆切が今月一杯。あと5コマ残っています(日本十進法分類)。
お仕事の文章、これも来月初旬にはケリをつけないといけない。
そして、コロナとの共存。止めていた行事は着々と元に戻りつつ。なので実習受け入れも、宿泊体験も実施です。これもお盆ちょい前の勝負。

この1ヶ月が一つのヤマです。
お盆過ぎに帰ってきた皆さんに連れて行かれないよう気を引き締めなければ。。
私はマルチタスクは苦手で不器用なので、一つずつこなしていくことくらいしかできませんが。

田の上

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田の上

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